手術のご案内
- 鼠径ヘルニア
- 腹腔鏡下胆嚢摘出手術
- 腹腔鏡下虫垂切除手術
- 腹腔鏡下大腸切除術
- 内視鏡的ポリープ切除
- 内視鏡的粘膜下層剥離術
- ジオン注
鼠径ヘルニア
当クリニックでは、「鼠径ヘルニア」(脱腸)の手術を行っております。
「鼠径ヘルニア」(脱腸)とは、本来ならお腹の中にあるはずの小腸などの一部が、ももの付け根(鼠径部)の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気になります。
鼠径ヘルニア(脱腸)の症状
立った時やお腹に力を入れた時に、ももの付け根の皮膚の下に小腸などが出てきて柔らかいはれができますが、普通は指で押さえると引っ込みます。このはれが急に硬くなり、押さえても引っ込まなくなることがあり、お腹が痛くなったり吐いたりします。腸がとびたしたままにしておきますと腸が壊死になって命が危ない状態になる可能性があります。
当クリニックの手術法
鼠径ヘルニア手術は、ヘルニアの出口である筋肉のない部分を閉鎖して腸などをとび出さないようにすることです。弱くなった筋膜、筋肉に人工補強材(メッシュ)を当て補強する方法です。術後の痛み、違和感の少なく、2~3日間の入院期間で治療可能です。
虫垂炎(盲腸)
当クリニックでは、虫垂炎(盲腸)の腹腔鏡下虫垂切除手術を行っております。虫垂炎とは、虫垂に化膿性の炎症が起こる病気です。虫垂は、盲腸(右下腹部の小腸から大腸につながった下の部分)の先に突き出た長さ6~8cm、太さは鉛筆程度です。虫垂は、リンパ組織が集まっているため、免疫に関与するともいわれていますが、少なくとも成人では不要と考えられている臓器です。症状は、上腹部痛に始まり右下腹部に急に激しい腹痛が出現し、嘔吐や発熱などの症状があらわれます。虫垂炎はそのなかでも最も頻度の高いもので、15人に1人が一生に一度この病気にかかるといわれます。
当クリニックの手術法
早期の虫垂炎には、抗生物質などの投与により炎症をおさえる場合がありますが、進行する場合や一時的に炎症がおさまっても、また腹痛などを繰り返す場合には、腔鏡下虫垂切除手術を行っております。3~7日間の入院期間で治療可能です。